拝啓、天国の君へ
それから静かに沈黙が流れる


カチャカチャと食器の音だけが聞こえる


でも、全然イヤな沈黙じゃない。


不思議だ・・・


────────・・・・・


家を出て駅に向かう


今日は千尋も一緒に行けるって言ってたから少し早足になる


電車に乗り込んで周りをキョロキョロ見回す


「千尋、おはよ。」


と言って本を読んでいる千尋の隣に座る


「あ、おはよー。」


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