恋してセンセイ。




そう言いながら周りの人はあたしを避けていた。


自分から近づいて話しかけると、敬語で話されて周りが気を使うのがわかる。


こんな状態で友達なんて出来ない…


この家に生まれてなかったら…と
何度思ったことか。


もういいや。そう思って諦めた時、

1人の女の子があたしに話しかけてきた。


ふわっとした雰囲気で可愛らしい女の子は笑顔で


" 友達になってください…! "


そう言った。


すごく嬉しくて嬉しくて、意気投合したあたし達はその日からいつも一緒にいるようになっていった。



< 109 / 382 >

この作品をシェア

pagetop