恋してセンセイ。




「 上辺だけの友達100人より、心から思える友達1人の方が断然俺はいいけどな 」


見た目からはこんなまともな事を言う人には見えないのに。

一言一言にどこか説得力があるんだよね…


まるで教師みたいな。


「 学校の先生に見えてくる。…ふふっ 」


まさかね…なんて思いながらも、
ついこらえきれなくなり笑ってしまう。


「 なんだよ…、ありえないとか思ってんだろ 」


腕組みをしながら軽く睨みつけるが全く怖くない顔にまた笑ってしまう。


お互いに目が合い、あたしにつられたのか男の人まで笑みがこぼれる。


真っ暗で物音ない静かな公園が、一気に明るくなり笑いに包まれた。



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