恋してセンセイ。




後ろを振り返るとそこにいたのは
ストーカーの彼だった。


「 ど、どうしてここに…!? 」


「 綺帆ちゃん連絡くれないし家にも来なくなってさ、僕が家に行っても入れないから学校なら会えると思って、来たんだ 」


平然な彼に恐怖が増していく。


「 僕やっぱ綺帆ちゃんのこと大好きで諦めきれないよ。どうしたらいいかな? 」


「 前に断ったじゃないですか…!それがあたしの答えです。ごめんなさい…… 」


頭を下げて謝った。


「 二度も振られちゃった。でも初恋だったんだ。いつも勉強ばっかだったから。初めて見た時から好きだったんだよ? 」


何を言っても諦める様子を見せない。



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