恋してセンセイ。
もうダメだ、刺される______……
諦めて目をゆっくり閉じた。
その瞬間、力強くギュッと抱きしめられている感覚に気づき、ゆっくり目を開けた。
「 ま…にっ…あいまし…た… 」
_____田村さん!
苦しそうな表情でその場に倒れこむ。
その時、背中から胸辺りにナイフが刺さっていて、大量出血してるのに気がついた。
「 …はっ…た、た、田村さん?嘘っ… 」
この状況を理解するのに時間はかからなかった。
その通りを歩いていた通行人が異変に気付きすぐに通報したことで、すでに救急車が向かっていた。