恋してセンセイ。




" ごめんなさいね。全てあたしのせい "

" これからはここで一緒に暮らすわ。"


その言葉通り、母は何も言わず一緒に暮らし始めた。


親と暮らすという当たり前のことが
やっと叶った瞬間だった。


また環境を変えるため、一貫の高等部には行かず、今の公立高校に通うことになった。


そのことを知った翠は
あたしが支えるから!と言って


今の学校に入学してくれた。




これ以上大切な人を失いたくない____


あの事件をきっかけに、あたしは専属の執事やお手伝いさんをつけることはなくなった。



< 122 / 382 >

この作品をシェア

pagetop