恋してセンセイ。
「 もちろんっだよ〜!翠ありがと〜!
お礼にアイス奢るねっ! 」
「 ラッキー☆なーに食べよっかな〜♪ 」
後ろの席でキャッキャッ騒ぐあたし達を
千紘が見ていたとは、知らなかった。
あれから文化祭の準備に追われて、ほぼ毎日、放課後も残っていた。
クラスの生徒が帰って行く中、最後に翠と片付けをしていると
「 おぉっ、頑張ってんじゃん! 」
「 千紘…! 」
教室に入ると周りを見渡す。
「 お前らは飲食店か〜 」
そう、あたしたちクラスはカフェのような飲食店に決まった。
ちなみに個人でオシャレな格好で接客をすることになっている。