恋してセンセイ。




「 えっ、やばい……? 」


「 すごい可愛いんだけど、千紘には見せない方がいいと思う。多分やばいよ… 」


どうしよう……でも、何で?
とにかく今日1日は隠れて過ごそう…


そんなことを考えていると、


「 うわ、噂をすれば、奴が来た… 」


一気に皐月さんの顔が引きつる。


廊下の奥から歩いてくる千紘。


「 は?何で皐月がいんの?しかも綺帆たちも一緒に…… 」


あきらかにあたしの服のところで目が止まり、沈黙が流れる。


「 ちょっと来い 」


怖そうな低い声で言うと、あたしの手を無理やり引っ張って連れ出す。



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