恋してセンセイ。
自分の手元を見て気がつく。
「 あっ、本当だ。買ってくるね!! 」
「 冗談。別にいいよ 」
立ったあたしの手を掴む。
「 ううん、買ってくるから待ってて 」
玄関に向かう途中でキッチンが目に入る。料理した形跡は何一つなく、綺麗なままの流し台。
ちゃんとしたご飯は食べてないんだ
何か作ってあげたいな…
そう思いながら近くのスーパーに向かうと必要そうな物を買って帰宅する。
「 千紘っ!これ貼って休んでて 」
ペタッと千紘のおでこに熱さまシートを貼ってキッチンに向かう。