恋してセンセイ。




自分の手元を見て気がつく。


「 あっ、本当だ。買ってくるね!! 」


「 冗談。別にいいよ 」


立ったあたしの手を掴む。


「 ううん、買ってくるから待ってて 」


玄関に向かう途中でキッチンが目に入る。料理した形跡は何一つなく、綺麗なままの流し台。


ちゃんとしたご飯は食べてないんだ

何か作ってあげたいな…


そう思いながら近くのスーパーに向かうと必要そうな物を買って帰宅する。


「 千紘っ!これ貼って休んでて 」


ペタッと千紘のおでこに熱さまシートを貼ってキッチンに向かう。



< 152 / 382 >

この作品をシェア

pagetop