恋してセンセイ。




不思議に思ったのか、料理しようと準備をしているあたしの隣に立つ。


「 綺帆…料理作ったことあるの? 」


「 ないよ!でもさっき調べたら、お粥っていう食べ物が風邪に良いんだって! 」


「 自分が食べたことないやつを今から作るの?マジで不安しかないんだけど… 」


「 大丈夫だよ!初めてだけど…ちゃんと作り方見てやってみるから。愛情たっぷり込めながら頑張る…! 」


やる気と意気込みを伝えて、千紘を休むように自分の部屋に向かわせる。


「 ここで寝る。何かあったら起こせよ 」


親のように心配する千紘。


「 わかった!できるまで寝てて。出来上がったら起こすね 」



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