恋してセンセイ。
………
「 やっと出来た!大丈夫かな… 」
手本通りにやったが、想像以上に見た目が悪い。
味は、大丈夫だよね……!
「 千紘起きて。出来たよ? 」
眠たい目をこすりながら体を起こして
テーブルに並べられた料理の前に座る。
「 お粥と厚焼き卵とお味噌汁に挑戦してみたよ。味見したんだけど、本当の味がわからなくて…… 」
「 ははっ、綺帆らしいな。じゃあ、
いただきます。」
久しぶりに見た彼の笑顔
笑ってくれた………よかった。