恋してセンセイ。

弟が出来たことは嬉しかったが、
その新しい母親が自分の子に父親の会社を継がせたいと思うようになり、千紘に対しての態度が一変していった。


中学生になっても、高校生になっても
もともと父親の会社の跡継ぎなどに興味はなかった。


でも、父親は千紘に継がせると言っていたため、それを聞いた新しい母親は


納得できなかったんだろう。


父親の前では普段通り優しく接するが
留守の時は言葉の暴力、邪魔者扱い、平手打ちが日常になっていった。


その時からか、


" 早くこの家を出てやる。 "


そう心に誓い、
自分の家を恨むようになったという。