恋してセンセイ。




ちょうど車に乗り込もうとしてる千紘の姿を見つけると、早足で向かい助手席のドアに手を掛ける。


「 なんか久しぶりだね…! 」


「 だな。まぁ、学校でもなかなか会えないし、たまにはこうやって一緒に帰ったりしないとな 」


千紘の優しさを実感する。


時々、意地悪で口も悪いけど…やっぱり
あたしは彼のことが好きなんだ。


「 で、久々の再会のチューは? 」



チュー…?



「 え"っ…!?ここ学校だよ!無理…!
誰かに見られたらどうするの… 」


「 はいはい、わかりました。まぁ後で
たっぷりしてもらいますけどね 」


大人の余裕な笑みを浮かべて
あたしを見る。



やっぱりこの人は俺様で意地悪だ……



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