恋してセンセイ。




その日の夜


「 一緒のベッドで寝てもいい…? 」


「 結構積極的なんだな。ほんと今の女子高生って怖ぇー 」


そう言いながらも手をひいてベッドに寝かせると、布団をかけてくれる千紘。


初めて見る彼の部屋はリビングと一緒で
必要最低限の物だけが置いてあり、天井の高さまである大きな本棚は三分の一も使ってない。


「 千紘って本とか読むの?……あれっ、もう寝た…? 」

「 …寝た 」

「 寝てないじゃん 」

「 …寝たよ 」


隣でお互いに背中を向けて寝ていると急に後ろから抱きしめられる。


「 おやすみ 」


お腹に回された千紘の手を抱きしめるように、眠りについた。



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