恋してセンセイ。
「 おっ、ストールと香水じゃん 」
「 うん。実は今日お昼のうちに翠と買いに行ったんだ。何が欲しいとかわからなくて… 」
「 いや、嬉しいよ。今までもらった物で1番嬉しい 」
喜んでくれた……よかったぁ…!
「 前に保健室で会った時、あたしの香水良い匂いって言ってたじゃん?だからそれのメンズ用を選んだの。ストールはこれからの季節にいいかなと思って…! 」
「 なるほどね、すげー嬉しいよ。
ありがとな綺帆。…さっそく香水つけよ」
シュッシュッと付けた香水が部屋中に広がる。
彼らしい爽やかで、大人な香り。
今夜はお互いに忘れられない日になった。