恋してセンセイ。
電話越しで顔は見えないが
しっかりと伝わった互いの気持ち。
不安や心配なことが増える一方、
日に日に千紘との関係は強くなっている。
そう感じた。
あれから数日経ったある日、
「 綺帆帰ろ〜 」
「 うんっ! 」
放課後、翠と学校の門を出て帰ろうとした時だった。
「 あー!やっと見つけた! 」
ん……?
声がした方へ振り返ると、前に会った時とは雰囲気の違った麗奈さんが立っていた。
なんでここに…!?