恋してセンセイ。
「 お前が来るのはここしかないなって、なんとなく思った。当たってたろ? 」
そう、ここは2人が出会った公園。
あたしはいつの間にかこの公園に向かって歩いていた。
____やっぱり千紘はあたしのヒーローだ
「 ってか、何で制服?こんな時間に1人でいたら危ないだろ 」
「 ごめん… 」
「 あとスカート短すぎ。冬は特に寒いんだから長くしろよ 」
「 切ってるから無理… 」
「 没収。……ったく 」
自分の着ていたコートを脱ぐと、あたしの膝にかけてくれる。
白い息と真冬の風に負けないくらい
千紘の温もりを感じた。