恋してセンセイ。
部屋のベッドに寝っ転がり仰向けに倒れる。
頭の中に出てくるのは千紘のこと……
数時間前に会った人とお喋りして、車で一夜を過ごし、ご飯を食べた。
ただそれだけなのに…彼のことが気になって、もっと知りたいって思ってしまう。
今までのあたしなら男の人と距離をおいて関わりを持たないようにしてたはず。でも千紘だけは違った……。
好きな人は作らない、大切な人も作らない
そう決めていたのに…また会いたいと思ってしまう自分がいる。
千紘との約束守るから、また会いたい。
クローゼットから制服を取り出し、鏡の隣に掛ける。
そしてそのまま彼のことを思いながら眠りについた。