恋してセンセイ。
「 …今日、面談があって… 」
「 そんなの違う人に頼みなさい!!今までもそうしてきたじゃない 」
病室に響くお祖母様の声。
お母さんも今、頑張ってるのに…
こんなところで怒鳴らなくてもっ…
「 もし、この事故でマリエが死んでたらどう責任取るつもりだったの!?花城財閥の会長なのよ! 」
「 はい…… 」
「 体の弱い兄に代わって、この会社を継いだというのに、マリエにもしものことがあったらどうしてくれるの!? 」
お祖母様の言ってることは
確かに間違っていない。
けど、こういう状況でも会長が抜けた会社のことが心配なんだ…