恋してセンセイ。
⚫︎ 千紘 side ⚫︎
金曜日の夜、見回りの担当だった俺はたまたま通りかかった公園で休憩しようと思った時、先約の1人の女の子がいた。
後ろ姿だったが、どこか辛くて悲しくて苦しさを抱え込んでいるように見えた。
俺の勘で未成年にもみえる。
教師の俺は深夜の夜で未成年がほっつき歩いているのは見逃せない。
だから声をかけた。
誰もが振り返るほどの美人でスタイル抜群
とても高校生とは思えなかった。
名前は、綺帆。
あっさり未成年だと認めた綺帆と、
いつの間にか話も弾み、あっという間に1時間が過ぎていた。
帰り道、車で送っている途中にこいつは気持ち良さそうに隣で寝ていた。
だから無理に起こさず、後部座席に置いてあったブランケットをかける。