恋してセンセイ。
第8章
おじさん
「 綺帆どういうこと!?昨日テレビのニュースでお母さんが事故って…! 」
「 学校に向かってるとき、事故に遭ったみたいで… 」
ソファの上に座りながら昨日の出来事を
1つ1つ話していく。
翠は隣で静かに聞いてくれた。
「 まだ意識は戻ってないんだね…。でもこういう時こそ、あたしたちがしっかりしなきゃ!ねっ、綺帆? 」
翠は常にあたしを励ましてくれて
いつも味方でいてくれた。
" ありがとう " の言葉は
何回言っても言い足りないであろう。
「 いつもありがと…翠 」
「 やめてよ、照れくさいじゃん。…あっそういえば……! 」
「 …ん? 」