恋してセンセイ。




辛いことがあるなら、彼女を助けてあげたい。救ってあげたい。


それだけをずっと考えながら運転する。


車はある高級住宅街に止まった。


もしかしたら、金持ちのお嬢さん…?
そう考えているうちに綺帆は車から降りた。


綺帆に一つのお願いをして、また会う約束もした。


夜の仕事を辞めて、きっと彼女はまた学校に通ってくれる。俺はそう信じてる……


家のソファに横になりながら、脳内に浮かぶのは綺帆のことばかりだ。


出会って1日。まさか彼女にここまで感情が溢れるとは思わなかった。


綺帆にまた会いたい……



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