恋してセンセイ。
翌日、また翌日もおじさんのとこへ行き、果物を買って母の病院へ向かう。
それが1週間の流れとなって
その間に母の入院のことを相談したりすると、真剣に話を聞いてくれるおじさんを信頼できる1人として心を許していた。
「 そりゃ大変だったね……、でも綺帆がいるからお母さんは安心だろうな 」
「 だといいけど…ね 」
今まで感じたことのない感覚。
母親とはまた違って、大きな背中とおおらかな広い心で安心感を与えてくれる。
父親がいるって
こういうことなんだ…
あたしにもお父さんがいたら____
こんな感じだったんだね。
でも高望みはしない、
会いたいけど、今どこかで幸せでいてくれてるならそれだけでいい。
ただ幸せでいてくれてるなら…