恋してセンセイ。

⚫︎ 千紘 side ⚫︎





放課後、綺帆の母親の病院に来ていた。


お見舞いに行きながら、
あいさつもしないとなぁ…


なんて言えばいいんだ?


とりあえず担任として失礼のないようにしないとな。


何度も手汗を拭いて乗ったエレベーターを降りようとした時、


「 …うわっ、千紘!? 」


慌てた様子の綺帆が立っていた。


「 お見舞いに来たんだけど、なに、今からどこか行くのか? 」


「 お母さんに書類を持ってくるように頼まれて、今から家に行ってくるとこ 」


「 あぁ、じゃあそこまで送るよ 」



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