恋してセンセイ。
17年越しの、はじめまして
久しぶりに自分の家に帰ってきた。
普通なら自然に入るが、なぜか入りずらくて気まずい。
玄関の前で謎の深呼吸をしてドアを開けてそのまま母の書斎の部屋に向かった。
滅多に入ることのないこの部屋は余計な物は置いておらず、どこか落ち着く雰囲気の空間だ。
机の引き出しの鍵穴を見つけて
さっそく預かった鍵で開けてみる。
「 うわ…、どれなんだろう… 」
入っている書類を全部出してパラパラめくってみるが、意味不明…
念のため全部持っていけばいいよね。
近くにあった袋に1つにまとめて
入れようとした時だった____
紙と紙の間から1枚の写真が落ちた。