恋してセンセイ。
ん…?
写真……?
落ちた写真を拾ってなんとなく見てみる。
「 これってお母さん…?若い〜! 」
今とは違って、満面の笑みを浮かべて嬉しそうに微笑んでいる母の姿だった。
お母さんのまた違った一面を見れたことにあたしまで嬉しくなる。
でもその隣に写ってる人を見た途端、
一瞬で頭が真っ白になった。
「 この人…っ…、おじさん……? 」
そう、母の隣で同じく優しそうな笑顔で微笑んでいたのは
あの野菜のおじさんそっくりの人だった。
…まさかっ、そんなわけないじゃん…
似てる人なんてこの世にたくさんいるし、たまたまおじさんに似てるだけだよね…