恋してセンセイ。
「 どうなさいましたか!…綺帆様、頭をお上げください。何かございましたか?」
「 五平…!ここにいるみんな一緒に朝食を食べたいんだけど、いいよね…? 」
「 本当はダメですが、綺帆様のお願いならば……。ご一緒させていただきます。」
「 やった!ありがとう! 」
微妙な気持ちのまま席に着く執事やメイド達。静まり返る室内で料理を取り分け、黙々と音一つなく食べ続ける。
何か喋らなきゃ……
「 お、美味しいね!この魚。初めて食べたけどすごく美味しいよ!……うんうん」
「 喜んでいただけて何よりでございます。今日は久しぶりの朝食で早起きですね。何かご予定がおありでしょうか? 」