恋してセンセイ。
学校では
「 花城さん、雑誌見たよ!ショップも行ったんだけど中のポスターもすごかったよ! 」
モデルの仕事にも慣れてきた頃、クラスの子たちや、周りの人に声をかけてもらえるようになった。
「 もう有名人じゃん!今のうちにサインでももらっとこうかな〜? 」
その中でも1番喜んでくれたのは翠だ。
「 でもさ、これはやばくない? 」
前の席に座っている翠が持っていた雑誌を広げて指を指す。
「 これ先生には見せない方がいいって。あぁ見えて、ヤキモチの塊だからね 」
「 やっぱり…? 」
そのページにはメンズのモデルの男性と、かなりの近距離で撮影した写真が載っていた。
撮影の時、恋人のように……という指摘を受けて仕方なくくっついたんだけど
千紘はそうは思わないよね…