恋してセンセイ。




準備を終え、玄関を出て大きな階段を降りると車が1台止まっていた。


「 こちらになります。では、気をつけていってらっしゃいませ。 」


五平やメイド達に見送られたと同時に車が動き出す。


久しぶりの学校……


周りはどんな目で見るんだろう

担任の先生には怒られるのかな

やっぱり行きたくないなぁ……


重たい気持ちのまま窓の景色を眺める。
走り続けること数分、制服を着た学生が目に入ると学校の前に車が止まった。



その頃、自宅では


「 会長、綺帆様が先ほど学校へ行かれたそうです。 」


「 …そう。わかったわ 」



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