恋してセンセイ。
彼の優しさが身にしみる。そして
気づいた時には千紘を抱きしめていた。
「 今日はどうしたんだよ 」
笑いながら背中をさすってくれる。
ほんと今日のあたしは変だ。
1度千紘にくっつくと離れたくない。
このまま時間が止まればいいのに。
…ついそんなことを考えてしまう。
「 千紘…あたしとしたいって思う…?」
「 ………は…? 」
さっきまで翠と話していたことを思いだして本音が口走る。
急なことに開いた口が塞がらない状態の千紘。
「 あ、いやっ、なんでもない。何言っちゃってるんだろ…あたし。…あははっ 」