恋してセンセイ。
「 もう待たない 」
そう一言いうと、あたしの耳から首筋のところに顔を埋める。
そしてキスをされてるのか舐められてるのか、今までにない感覚にくすぐったい。
「 …いやっ…!ま、まっ…て…千紘!」
声をあげると千紘の動きが止まった。
「 嫌なら無理にはしない 」
「 嫌とかじゃなくて…っ!その…初めてだから怖くて…っ… 」
「 無理に今慌ててすることでもねーよ。今日は自分の部屋に戻っ…… 」
「 …いや。部屋には戻らない…。千紘と1つになりたい…っ 」
ベッドから降りていた千紘の服を掴む。
なぜか泣きそうになるのを堪えて千紘の方に視線を移すと、互いに見つめ合う。
「 もう止められねーから。綺帆はそのままでいい、俺にすべて任せて 」