恋してセンセイ。
やっぱり……
思ってたとおり。
ガチャッ
ドアを開けると目の前に立っていた千紘を見つめる。
「 そんなに気分悪い?大丈夫か?今日、一応病院に行こう 」
「 千紘…… 」
「 ん? 」
「 でき、ちゃった…みたいっ… 」
「 何が? 」
「 ………その、あかっ… 」
「 は? 」
「 だからっ!……赤ちゃん!! 」
「 ………はっ?…ま、マジで!? 」
嬉しいあまり笑顔で頷くと
強く抱きしめられる。
教師と生徒だったあたしたちが
お父さんとお母さんになるんだね…
あたしたちの新たな生活が
今、ここから始まる。
END