恋してセンセイ。
それから優子ちゃんとは数時間で打ち解け合い、友達のような感覚で仲良くなった。
あの笑顔とマイペースで癒されるような雰囲気の優子ちゃんだからだろう。
きっとあたしの家柄も知ってるはず
なのに分け隔てなく、みんなと平等に接してくれる。
そのことが1番嬉しかった。
教室に戻ると翠が一直線に駆け寄ってくる
「 大丈夫だった?優子ちゃん良い先生でしょ?今まで特別扱いされてきたあたし達に、周りと平等に接してくれる先生の1人だよ。 」
「 こんな人いなかったもんね。もっと早く学校に行けばよかったかも 」
「 これから毎日来てよ!あたしもいるし何かあったら守るんだから 」
「 ふふっ…、ありがとう翠。 」