恋してセンセイ。
奥に入っていくにつれて音も大きくなる。
近くにあるカウンターに座るとさっき会ったカズキが飲み物を出す。
「 JKさんはオレンジジュースですね 」
「 はいはい、わかってまーす。 」
久しぶりのクラブでテンションが上がってるあたし達は3人で語り合っていた。
「 ごめん、ちょっとトイレ… 」
カズキが時々作ってくれる強すぎないカクテル飲み過ぎたかなぁ……
そんなことを考えながら2人の所に戻る時だった。
薄暗い廊下のところで抱き合いながらキスをしている大人の男女。
こんなの見慣れていたし気にしたこともなかったのに、今回は違った……
_________千紘