恋してセンセイ。
数メートルは離れている、けど確認はできた。
あれは絶対に千紘だ。
彼と隣の女の人はお互いに密着させながら何度も深いキスを繰り返す。
スラッとしたモデルのように綺麗な彼女がいるんだ……
見たくないのに地面にくっついてるかのように足が動かない。
その時、
「 …あっ、いた!綺帆、大丈夫? 」
カズキ……
「 翠が綺帆遅いから見てこいって。本人は彼氏からの電話で今、外にいるよ 」
「 そっか。ありがとう、大丈夫だよ。
ねぇ、1つだけ聞いてもいい?あっちにいる男の人って頻繁にここに来るの? 」