恋してセンセイ。




「 あっぶねー、ベットのとこに2人っきりってなかなかやばいよな………綺帆、顔赤くね? 」


今も抱き寄せられたまま、千紘があたしの顔を覗く。


とにかく近すぎる…!


「 …近いっ!こ、この手もう離してっ 」


「 あ、ごめん忘れてた 」


解放されると自分のほっぺを冷ますように自分の手をあてて扇いでみる。


は、話かえよう…!


「 ここにいて大丈夫なの?授業とか… 」


「 火曜日の午後は授業入ってないから。俺2年の数学の担当もってないし、綺帆と会うことは滅多にないかもな 」


そーなんだ……


同じ学校だから会おうと思えば会える。


なのに、滅多にないかもな。なんて言われると寂しい







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