恋してセンセイ。
「 海の近くに自分の店持ちたいって言ってて、叶えた場所がこのお店。夏はここで働いて、普段は有名な三ツ星レストランでシェフとして働いてる 」
「 へぇ〜、……えっ!?すごいね!! 」
「 皐月の話ばっか。数日も一緒に過ごすっていうのに、妬けるね〜 」
一瞬時間が止まったかのように周りが見えなくなり、見つめ合いながら2人の世界に入る。
「 千紘…今日かっこいい…よ 」
「 いつもだろ 」
笑顔を見せると、あたしの頭の上にポンッと手を置き、お店の中へ入って行った。
何もかもずるいよ……
これ以上、好きにさせないで…
常に魅力的な彼に、日に日に惹かれていく自分がいる。