恋してセンセイ。
「 そう言えば夏休みは先輩とどこか行かないの? 」
裸足になり砂の上をゆっくり歩きながら話す。
「 …実は1ヶ月前くらいに別れたんだ。言うの遅くなってごめんね! 」
辛いはずなのに明るく振る舞う翠。
「 無理してまで言わなくていいから。落ち着いたときでいいからね 」
「 ありがとう綺帆。…学校の日にさ、先輩が女の人と話してるの聞いちゃって… 」
" ねぇ慎吾、年下の彼女いるって本当? "
" え、なんで? "
" 一緒にいるところ見たから "
" あぁ〜、彼女じゃないよ。俺のこと好きらしくて、付きまとわれてるんだよね "