恋してセンセイ。
「 そうだ!ピアス取りに来いって言ってたんだった! 」
予備に持っていたのをすぐに付けていたせいか完全に忘れていた。
あたしとしたことが…
もう少し早く気がついていれば…
「 時間がある時にでも取りにいきなよ 」
「 うん、そうする! 」
カフェで語っていると外は真っ暗になり、時計は22時を指していた。
帰る支度をして車が来るのを待つ。
「 翠歩いて帰るの? 」
車を呼ぼうとしない翠。
「 家すぐそこだし、歩いた方が近いからさ。呼ぶのもめんどくさくて… 」
「 危ないよ!送るから乗って…! 」