恋してセンセイ。
翠が住み始めてから1週間
警備も強化したおかげか、特に問題が起きることもなく、平凡な日常を過ごしていた。
キーンコーンカーンコーン
「 園田さん、ちょっといい? 」
学校のチャイムと同時に担任の優子ちゃんが翠を呼び出す。
「 職員室行って来るね! 」
「 うん 」
翠が先生と出てすぐに教室が騒がしくなる
あたしは気にすることもなく、ただ携帯をいじりながら下を向いていると
「 花城さん…? 」
誰かが斜め後ろから声をかけてきた。
携帯からその人に視線を移すとそこにいたのは翠の元カレの先輩だった。