恋してセンセイ。




聞いたことのある声に反応して階段の上を見上げる。


「 うそっ!千紘…!! 」


夏休み以来の千紘との再会で声が裏返る。


「 声でかいから。あと" 先生 "だろ 」


階段を降りてきた千紘を目の前に胸のドキドキが激しくなる。


「 うわ、太い字で会いたかったって顔に書いてる 」


「 だって同じ学校なのに、ぜんぜん会えないから… 」


「 否定しろよ。相変わらず素直な純粋少女だな 」


やっと会えた……


「 っていうか、あいつと何でこんなとこにいんの?好きだよとか聞こえたけど 」



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