恋してセンセイ。
そう言って背中を向けて歩いていこうとする。
「 ち、千紘!うそ!!嘘だよ…… 」
嫌われたかと思い涙目になりかける。
「 ふっ…ははは。ごめんごめん、綺帆って、ついいじめたくなるんだよな〜 」
「 これはひどい!本気にしたんだから!
ほんとに嫌われたらどうしよう…って思ったんだからね 」
千紘が少しずつ近づいてくる。
そして壁と千紘の間に挟まれた状態で、彼の手があたしの頬を包み込み、ほっぺを撫でながら
「 俺、多分綺帆のことは嫌いになれないと思う。こんな可愛い反応ずっと見ていたいかも 」
……っ!