恋してセンセイ。
「 あっ、こんにちわ… 」
「 どうしたの?困ってるように見えたんだけど… 」
あたしと持っている携帯を交互に見る先輩
「 生徒指導室を探してて。どの方向にありますか? 」
「 ここは4階だよ。生徒指導室は2階。
案内するからついてきて? 」
目を細めて優しい表情でこっちこっち、と指を指して案内をする。
「 …すみません、お願いします 」
この時、あたしは気づかなかった____
ポケットに入っている携帯のメッセージを
" 綺帆そういえば生徒指導室わかる?
1階だよ。1階の一番端っこだからね "