free life
「......ところでバント名って決めてあるのかしら?」

「はっ......。」

「...バント名...なにそれ、食べれ......」

「そーいや、決めてなかったな。」

「あなた達まだ決めてなかったの?!」

この1年間LIVEにもでたことがなかったためバント名なんて考えてすらいなかった。

「うちらにあったバント名ってなんやろ?」

「自由人」

「個性的」

「バカ。」

良い単語なんてでてこない。もちろんいい単語は私たちには似合わないだろう。

「部長ー。なんかないっすか?」

明音がもうギブアップという顔をして有衣に助けを求めた。
私たちにあったバント名はでてくるのか。

「そうねぇ......。」


< 10 / 38 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop