free life
厳しい部活が終わった。
皆はもうグッタリしている。

「はぁ......。」

もう声にならないため息をついていた。
顔が死んでる。

「きっつい......。あんなの運動部並みやないか......。」

「喉......辛い......。」

そして最後に全部たまっていた分のため息をついた。
こんなに体力と精神と疲れたのは久々だろうか。
いや、初めてかもしれない。中学のときは楽そうな部活に入っていたし。
今までも楽なように軽音を続けていた。
このままあの状態が続いてしまうのなら絶対辛い。
もしかしたら誰かしら辞めてしまうのではないか......。ちゃんとLIVEでられるのか......。
4人は不安でいっぱいだった。

さらにこの練習は厳しいものになっていく。

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