あの日ぼくらが信じた物
暫くして───────
「あきらくん、寒くない? ねぇあきらくぅん。……寝ちゃったの?」
みっちゃんがそう言ってくっ付いてきたけど、まだ起きてぼくの様子を窺ってるかも知れない父の事を考慮して、ぼくは寝た振りを決め込むことにした。
折角の作戦成功を台無しにしない為だ。
ヂヂヂィィィィィ……
するとみっちゃんは寝袋のサイドジッパーを開けた、そしてぼくのも。
「じゃんじゃじゃーん、合体!」
みっちゃんはそう独りごちながら2人の寝袋を繋いだ。ぼくらは今回、みっちゃんパパお奨めの寝袋を購入していて、それはつまりみっちゃんちのとお揃いってことで……。
サイドジッパーを開けると布団のようになるのは知っていたけど、寝袋同士を連結させる機能が有るなんて。
「あきらくん、寒くない? ねぇあきらくぅん。……寝ちゃったの?」
みっちゃんがそう言ってくっ付いてきたけど、まだ起きてぼくの様子を窺ってるかも知れない父の事を考慮して、ぼくは寝た振りを決め込むことにした。
折角の作戦成功を台無しにしない為だ。
ヂヂヂィィィィィ……
するとみっちゃんは寝袋のサイドジッパーを開けた、そしてぼくのも。
「じゃんじゃじゃーん、合体!」
みっちゃんはそう独りごちながら2人の寝袋を繋いだ。ぼくらは今回、みっちゃんパパお奨めの寝袋を購入していて、それはつまりみっちゃんちのとお揃いってことで……。
サイドジッパーを開けると布団のようになるのは知っていたけど、寝袋同士を連結させる機能が有るなんて。