あの日ぼくらが信じた物
ぼくは心からそう思っておばあちゃんに言った。
おばあちゃんはぼくの瞳と握った手からその真剣さを確信したと言い、話はトントン拍子で進んでいった。
───────
そうしてぼくらは過去に飛び、その時代のおばあちゃんに伝言を託した。
そんな昔に戻らなかったことが幸いしたみたいで、ぼくらは再び帰ってこれたんだ。
でも残念だったのは……過去の医療技術が悪くて、結局みっちゃんは足を切断するしかなかったってこと。過去が変わったせいでみっちゃんとぼくとの思い出が少し食い違ってしまったこと。
何より、自分は死なないと解ったみっちゃんは、今まで以上に強大な権力と意地悪と、更に加わったわがままでぼくを支配したんだ。
おばあちゃんはぼくの瞳と握った手からその真剣さを確信したと言い、話はトントン拍子で進んでいった。
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そうしてぼくらは過去に飛び、その時代のおばあちゃんに伝言を託した。
そんな昔に戻らなかったことが幸いしたみたいで、ぼくらは再び帰ってこれたんだ。
でも残念だったのは……過去の医療技術が悪くて、結局みっちゃんは足を切断するしかなかったってこと。過去が変わったせいでみっちゃんとぼくとの思い出が少し食い違ってしまったこと。
何より、自分は死なないと解ったみっちゃんは、今まで以上に強大な権力と意地悪と、更に加わったわがままでぼくを支配したんだ。