お姫様は月に恋をする

手をノワールのおでこに持って行き、ピンッと弾いた。

「いっ!いったぁい」

急な痛みでおでこを覆い立ち上がった。


「あははっ、元気じゃねーかよ、それなら大丈夫だ、ほら行くぞ」

船長はヒラヒラと手を振り前を進んで行った、ノワールは弾かれたおでこを摩りながら、ついて行った。
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