お姫様は月に恋をする

さーっと冷汗がでてくる、海賊船とは本で読んだ事がある。
海の荒くれ者
村や船を襲って宝物を盗んでいく、悪逆非道の賞金首。

「あ、貴方も海賊なの?船長も?」

「当たり前だよ、船長はすっごい海賊なんだよ?僕らの誇りだよ」

トトの言葉を飲み込めない。
だがもう、船の上まで来てしまった、背後からは船長の笑い声が聞こえる。

「よぉ!トト、エスコートありがとな!」

「いえいえ船長、船底直しておきましたよ」

「仕事がはえーな、さすがうちの修理屋だ」

「エヘヘ」

トトは褒められて嬉しそうに笑った
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