お姫様は月に恋をする

「みな、紹介が終わったな!最後はノアールだ!しめてくれよー」

船長がノアールの肩を持ち、グイグイと前に連れてきた。
自己紹介なんてした事がない、皆んなが椅子に座ってノアールの方を見た。

「えっと・・・ノアール・シュガーです。18歳になりました、背は155cm体重は43kg、えっと・・・お願いします!」

「クスクス、体重はいらないでしょっ」

「そうですねー、まあ一応、書き留めておきます」

「うふふ、可愛いわぁ」

「いっぱい食べて大きくなるっぺ」

「おう、もっと太れよ!よろしくな!」

みんな、笑っている何か面白い事を言ったのかノアールには理解できていないが、上手く自己紹介ができたと思い、頭を下げた。



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